２０１８年８月１９日（日） 「くるかい」創設10周年記念講演会

釧路自主夜間中学「くるかい」創設10周年記念講演会が
あたたかく楽しく、無事に終了しました。


開始30分前は、お客様はいらっしゃるのだろうか…？
と、不安になることもありましたが、結局80席がほぼ埋まりました。
多くのご来場、ありがとうございました。
「くるかい」学生スタッフOBの井上くんと本間くん。立派な社会人となって活躍しています。
忙しい中参加してくれてありがとう。

写真が無いのですが、最初に賀根村代表からのあいさつ、
そしてスタッフ黒木さんから祝電の披露がありました。
「北海道に夜間中学をつくる会」様、「札幌遠友塾」様
衆議院議員 鈴木貴子様　祝電をありがとうございました。

添田さんの講演が始まりました。
大学の講義のように少し難しいけれど、真剣で熱いです！
現在は福岡大学に所属され、大学の業務の他
「ふくおか子ども応援プロジェクト」(精神疾患のある親元で育つ
子どもとの交流)、基礎教育保障学会などの活動を担っておられます。

なぜ「くるかい」のような場所が必要か、スタッフの心得、他機関との協力関係の重要性、成人基礎教育とはなにか、どうしたらそれが保障されるのか教育機会確保法とはどんなものなのか、等々添田さんがこれまで向き合ってきた現状、課題が出席者に熱く投げかけられます。また、「くるかい」の学習者数名のエピソードも紹介されました。
質疑応答の時間もありました。

休憩をはさんで座談会が始まりました。
梅津さん　「くるかいは人と人が出会うところ。心の交流なくしてはあり得ない。心を通わせなければ存続し得ない。どんな方が来ても受け入れられるような器が必要。皆さん、何らかの学習を求めている。」
作間さん　くるかい創設時の苦労、外国から来た学習者とのやりとりのエピソード、お住まいの白樺台の課題などを語ってくれました。白樺台には「くるかい」に行きたくても通えない方が多くいるので、現在は興津で小さな勉強会を開いているそうです。
井上くん　「自分には学ぶものがなにか一つ足りないと思っていた。くるかいは、続けないと何も得られないと思い、通い続けた」「(学生スタッフの時は)黒板くん(不登校の学習者)どうしているかな、スタッフのKさん元気かな、という気持ちでくるかいに行っていた」

本間くん　「学習したくても機会が持てなかった方の姿を見て、一番勉強しなくてはいけない私が、何を言ってるんだ、何をのんきに過ごしているんだと、刺激をいただいた」
(くるかい学生スタッフの会については)「くるかいで自分を変えてもらったので、学生の会を作ったのは恩返しというか、とぎれないようにという思いからだった」
佐藤事務局長は　創設当初から「くるかい」に関わっていて、ほとんど休んだことがないという大黒柱のような方です。今回も座談会のメンバーのエピソードを豊かに引き出してくれました。

高橋副代表からの終わりのあいさつ
その後、関係者で記念撮影！

お疲れさまでした！
講演会終了後は、有志が近所の喫茶ラルゴに移動して茶話会を開催。いろんな話が飛び交いました。

多くのご参加をありがとうございました。会場に来ることが叶わなかった方々からも応援のお気持ちを沢山いただきました。ありがとうございました。また本日8/20(日)は、北海道新聞や釧路新聞にも記事を掲載していただきました。
ありがとうございました。

FMくしろさんでもこの講演会について宣伝する時間をいただきました。FMくしろ様、
パーソナリティの松谷くん ありがとうございました！


「くるかい」は夏休みを終え、8/21(火)からまた
学習会が始まります。
旭町の釧路市総合福祉センター2階でお会いしましょう！